ObsidianをPKM・セカンドブレインとして活用するために読んだ本『# SECOND BRAIN(セカンドブレイン) 時間に追われない「知的生産術」』読書メモ

公開日: @t_yama5k

Obsidianアドベントカレンダー2023 2023/12/19の記事です。
前回は staticWagomU さんの 小さく始めるデイリーノート - 輪ごむの空き箱 です。

はじめに

私が利用するメモツールはいろいろ変遷しておりますがObsidianは1年ほど前から使い始めており、現在では主に技術メモやデイリーノートとして活用しております。
技術メモについては今回のアドベントカレンダーの発起人でもある tadashi-aikawa さんのMOCを大いに参考にさせていただき(個人的に)大変お世話になっており、今回のアドベントカレンダーに滑り込みで参加させていただきました。

記事の内容はObsidianを第二の脳(セカンドブレイン)やPKM、デジタルガーデンとしてもっともっと有効活用すべく読んだ本のメモとそれに基づいたこれからObsidianをどう活用していきたいかの感想がメインとなります。

読書メモ

読んだ本

SECOND BRAIN(セカンドブレイン) 時間に追われない「知的生産術」 | ティアゴ・フォーテ, 春川 由香 |本 | 通販 | Amazon

before(本に期待すること/読む前の自分自身について)

  • Obsidianを技術メモやデイリーノートとして活用できているが、第二の脳(セカンドブレイン)やPKM、デジタルガーデンといった用途としてはいまいち使えていない
    • 粒度感がばらばらのないメモが散在、タグ付けなどもうまくできていない
  • 有用性はわかっていたがしっかりと学んだことのなかった所謂「第二の脳」の活用方法を一度体型的に学びたい

気づいたこと(本から得たこと)

メモの発散と収束を意識する

メモの再利用を意識しつつ収集、整理 見返したときにもすぐに理解できるように自分で要点をまとめ、抽出 それを続けることでアウトプットとして、自分や誰かの助けとなり、何かを生み出せるものとなる

  • CODEメソッド(著者が提唱する大事なことを記憶する4ステップ)
    • Capture(収集)
      • 心に響くものだけをキープ
        • 決めた場所に置きましょう
    • Organize(整理)
      • 行動のための仕分け
        • 図書館の本のような最初からきっちりした分類を目指す必要はなし
        • いま、取り組んでいるプロジェクトに使えるか使えないかを基準にすると始めやすい
    • Distill(抽出)
      • 本質の発見
        • 人の頭は火にかけた連想のフライパンのようなもの
          • 種をひとつかみ入れるとポップコーンのように新しいアイデアがポンポン弾ける
          • それぞれのめもがアイデアの種
        • すべてのアイデアには核の部分、本質がある
          • その核となるメッセージは常にほんの1、2文で言い表せる
          • ↑この1文こそがDistill での核の部分
          • メモの要点をひと目でわかるようにすれば、メモすべてを読み返す必要もない
    • Express(表現)
      • 成果をアウトプット
        • 前述した3つのステップは、自分のアイデア、ストーリー知識を他の人達と共有するための準備
          • 誰の助けにもならず、何も生み出さなければ知識に何の意味があるというのか?
          • PKM(Personal Knowledge Management)は人の行動を応援するために存在する

整理のルールの例『PARA』

メモの整理に苦手意識を感じていたので、こうしたルールは考え方の整理に役立ちました。

  • 『PARA』ルール(著者が提唱する整理のルール)
    • メモを整理するルール
    • この基準でカテゴリ分けし、各単位でフォルダで管理
      • 自分はフォルダ移動はなるべくしたくないのでタグで整理予定
    • Project(プロジェクト)
      • 短期的な目標、目的
        • 仕事や生活で現在取り組んでいる短期的な取り組み
        • 仕掛り仕事はここに分類される
        • 例)TypeScriptを習得する、5キロ痩せるなど
    • Area(日常)
      • 時間をかけて取り組むこと
        • 長い時間をかけて管理する必要のある項目
        • 例)フロントエンド、デザイン領域の知識を深める、健康を維持する
          • 小分けにできたらプロジェクト化などもできる
    • Resource
      • 将来参照したいもの
        • プロジェクトやエリアに含まれない興味のあるものすべて
          • すぐには行動に移さないけど気になるものはここにぶんるい
        • 関心あるテーマ、研究しているテーマなど
        • 例)メモの取り方、習慣づくりと継続方法
    • Archive
      • 完了もしくは保留中のもの
        • 完了プロジェクト
        • 必要となくなったリソース

NextAction(今日から実践すること)

  • メモにタグ付けがいつもしっくり来ていないので自分なりのルールをいくつか作成しておく
    • 本文中でのPARAメソッドをタグで再現(フォルダでは管理したくないとおもったので)
  • Obsidianを活用している人の利用方法を収集し、参考にさせてもらう
  • 週次振り返りテンプレやチェックリストを作成しておいて、取り掛かるハードルを下げつつ継続する
  • メモ書きして、後に利用ということはできているのでそこからさらに組み合わせてアウトプットするということができるようにする

まとめ

アドベントカレンダーで他の方々のObsidianの活用方法をいろいろ見ることができて、大変勉強になっています。この学びを糧に、次はObsidian活用の実践例を紹介できるようにしていきたいと思います。